参加者の鹿島直之先生よりご感想をいただきました。

taikensha_01

鹿島直之先生
町田まごころクリニック 院長
成城大学非常勤講師

濱田先生の「相手を肯定するコミュニケーション」は非常に実践的で、役に立つ技術のように思われます。短時間で相手を元気づけ、エンパワーメントする、という点ではこの技法以上のものはまず考えられないように感じられます。
濱田先生による少人数での実習では一人の参加者がクライアント役となり、その悩みを他の参加者がカウンセラー役として聞き、話の内容を肯定するような話しかけを順番にしていきます。
先生は実習場面をきわめて精緻に観察しておられ、参加者の話しかけと相手の反応の結果の全てについて非常に納得のいく、論理的な指導をなさいます。
その結果、言語的なコミュニケーションで何が起こっているのか、とても明解に理解できるのです。また実習の最後には濱田先生がその場で参加者を相手に悩みを解決に導くやり方を実際に示してくれ、とても説得力があります。
なお、この実習そのものが、集団療法的な効果を持っており、参加者自身が十分にエンパワーメントされ、豊かな気づきの機会を与えられるのです。
濱田先生の技術とこの実習の形式は、医療や福祉といった対人援助の場はもちろん、教育現場でも十分に活用が可能であり、むしろ活用すべきでしょう。

参加者の段塚みのり先生よりご感想をいただきました。

taikensha_02

段塚みのり先生
高槻市教育センター

私は、高槻市の教育センターで相談員をしています。Co.koroカウンセリング研究会の研修はひたすら肯定の練習です。

『肯定できない言葉は1つもない!』と繰り返し濱田先生に言われるにもかかわらず「この言葉は肯定できない・・・」と思ってしまう”自分の価値観”の厚い厚い壁に阻まれています。集中して聞く力とどんな時にも肯定できる力をつけたいと思い練習を続けています。
なぜ『ひたすら肯定』なのか?なぜ ひたすら肯定の練習を続けられるのか?それは研究会でクライエント役を体験して「これがカウンセリングや!」と思えたからです。肯定されると「自分なら解決できる!」というエネルギーが沸き起こってくるのを体感できるのです。自分に困り事があってどう解決したらいいかわからない時、自分に必要なのは解決法を教えてもらうことではなくて、解決に向かって一歩踏み出すエネルギーなんだと思います。コミュニケーションの中で肯定されていると『私なら大丈夫!』と思える証拠が、困りごとに埋もれていた自分の中から掘り起こされて輝き出します。「自分にはとても解決できない・・・」と途方にくれていたけれど、自分にはあんな力、こんな力があると気付くとエネルギーが沸いてきます。この感じを相談に来れれるクライエントさんにも味わってもらいたい!そう願ってひたすら肯定の練習に励んでいるのです。

参加者の江嵜和子先生よりご感想をいただきました。

taikensha_03

江嵜和子先生
九州女子短期大学 子ども健康学科 教授

Co.koroカウンセリング研究会での学習会はほぼ1年ぶりであった。前回に続いて、カウンセリングの面接場面に於ける、
セラピストが行う「言葉」による「肯定」を学んでいる。学習会の形式は参加者が順番にクライエント役になり、実際に抱えている提供可能な問題を話し、他の参加者が「言葉」による「肯定」を行っていくというものである。

クライエント役になるということは他の参加者に学びを提供するわけだが、自分がクライエント役になることで、より深い学びが体験できる。特に濱田先生がファシリテーター兼セラピストとして途中、あるいは最後にクライエント(自分)に関わってくださることで、「肯定」がいかに役にたつか、人(自分)の力になるか実感できる。わたしは1年前もそうであったが今回もクライエント役をやってみて、「肯定」されることが確実に自分の未来へのベクトルになることが実感できた。
すなわち、多くの他者もそうであるように、自分が問題としていることは「これでよかったのか?」と「これからどうしたらよいのか?」ということである。わたしの場合も前回と今回の2回、「これでよかった」と「肯定」してもらうことで「これからどうしていくか」の道を自分でみつけることができたように思う。また、本質に関わる「肯定」の前に周辺(全体)の「肯定」が必要なことも体験を通してわかった。
一方で、他者への「肯定」は難しく、自分がセラピスト役になると「肯定」できない自分の課題ばかり浮上する。しかし、「肯定」することが人々の力になることを確信した以上は少しずつでも学習を続けていこうと考えている。

COPYRIGHT(C)2009 カウンセリングルームCo・koro ALL RIGHTS RESERVED.